Why Hokkaido

北海道で育てる理由

育てやすい場所を選んだわけではない。むしろ、もっとも育てにくいであろう場所を選んだ。

01あえて厳しい環境で

Gyrinops walla はスリランカの熱帯環境に生きる樹木であり、北海道の気候とは大きく異なる。栽培地として北海道を選んだのは、単に「自分が北海道に住んでいるから」という理由もあるが、それ以上に「本来の生育環境から最も遠い場所で、この植物がどこまで生きられるのかを見てみたい」という関心があった。

02プロジェクトの中心にある問い

本来熱帯環境で育つ植物を、北海道でどこまで育てられるのか。
この問いを中心に、気温・降水量・湿度・日照・土壌・冬越しといった条件を、スリランカの環境と比較しながら記録していく。

「珍しい植物だからすごい」という見せ方はしない。むしろ、育たない可能性、途中で枯れる可能性を含めて、ありのままを記録することを優先する。

03想定される最大の課題

  • 冬季の低温:熱帯樹木にとって、氷点下環境そのものが未経験の条件になる。
  • 冬季の乾燥:積雪期・厳冬期の空気の乾燥が、成長や葉の状態にどう影響するか。
  • 日照時間の変化:季節による日照時間の変動幅が、原産地とは大きく異なる。
  • 用土・排水環境:北海道の土壌条件に対して、どのような用土・鉢管理が適するか。

これらはすべて「仮説」段階であり、今後の記録を通じて検証していく。

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